FIS ジュニア世界選手権 ビックエア4位入賞&オーバーオール2位

 ジュニア世界選手権のスロープスタイル競技に続き行われたビックエア競技。9/2の予選で男子は各ヒート上位7名の合計14名が決勝へと進んだ。宮村結斗は予選ヒート1をフロント1440(4回転)をクリーンメイクし82ポイントの高得点を出しヒート3位(全体4位)で決勝へすすんだ。

 9/4に開催された決勝では3本のジャンプのうち回転方向の違う2本のジャンプの合計点で競われました。決勝1本目では多くの選手が1440の技を繰り出し80点前後の得点を出していたところ、宮村結斗は1本目に回転を上げた右回転のバックサイド1620(4回転半)を繰り出し見事クリーンメイクし89ポイントという高得点を出し1本目終了時点で全体2位とした。

 優勝を狙っていた為、2本目も他のライダーより回転数が多い左回転のフロントサイド1620を繰り出し着地するも少し手をついてしまった為に減点となり思うように得点を伸ばす事ができず。

 迎えた決勝3本目は、1本目の高得点のアドバンテージがあり回転数を下げた1440以上を決めれば2位以上が決まるであろう得点差の中、スロープスタイル競技で3位表彰台を獲得し、ナショナルチーム入りの条件を達成していた為、2位狙いではなく優勝を狙って1本目でリードされた3ポイント差をひっくり返す為に決まれば95ポイント以上となるであろう5回転技のフロントサイド1800(左回転)を繰り出したが、惜しくも着地に失敗してしまう。その結果、1本目と2本目の得点が採用され合計得点153.5ポイントで最終順位は4位入賞となった。

 この結果をもって、2023FISジュニア世界選手権は終了となったが、スロープスタイル3位表彰台、ビッグエア4位入賞という成績により両種目の総合順位(オーバーオール)で2位となりシルバーメダルを獲得しました。

 また、今回最後のランで挑戦した最高難易度の技を大会で決めきることができれば、ワールドカップでも表彰台を狙っていけるはずなので、このタイミングに大会の中で5回転技にチャレンジできたことは今後に繋がる経験になったはずです。ライブ配信などで応援いたいだたみなさんありがとうございました。

 この後は9月末に同じくニュージーランドで開催されるコンチネンタルカップに出場し、10月初めに帰国予定となります。

宮村結斗 決勝1本目 右回転 バックサイド1620↓↓

宮村結斗 決勝2本目 左回転 フロントサイド1620↓↓

宮村結斗 決勝3本目 左回転 フロントサイド1800

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