ヨーロッパカッププレミア シーズン最終戦

 4月初めから中旬まで今シーズン最終戦のヨーロッパカップに参戦してきました。日本代表選考に向けて最後の高ポイントを獲得できる大会となります。遠征前はビッグエアランキングが7位、スロープスタイルランキングが15位で来シーズンの日本代表入りへ少しでも順位を上げる事が目的となります。

大会開催場所はスイスのコルバチ、ワールドカップ最終戦が行われたスキー場となります。ヨーロッパカッププレミアというワールドカップの次にポイントが高い最終戦という事もあり、各国から選手が集まり男子の参加人数は約100名となっていました。

(photo:swiss ski) 

まずはスロープスタイル競技が開催されました。100名を3つのヒートに分け、各ヒート上位6名が合計18名が決勝進出となりました。宮村結斗はしっかりと予選を通過し翌日の決勝へと進みました。決勝ではコンディションが変わる中でしたが、最後までコースを滑りきり7位となりました。表彰台を目指していたので悔しい結果でしたが、レベルの高いコースでしっかりと滑りきる事ができたので良かったです。

(photo:swiss ski) 

翌日開催されたビッグエア競技でも同じく18名が決勝進出となり、宮村結斗は見事決勝に進みました。決勝では、1本目でバックサイド1800をクリーンにメイクし高得点を出し、続く2本目も得意のフロントサイド1620をメイクし暫定1位つける事ができました。最終3本目はさらに何度を上げバックサイド1980にトライしましたが、気温が上がっておりリップが緩んでいた為、リップでエッジを取られて技を成功する事ができませんでした。しかし、1,2本目の高得点で見事2位表彰台を獲得しました!

(photo:swiss ski) 

このビッグエアのポイントはランキング上位選手が多く出場していた為、ワールドカップに次ぐ高ポイントを獲得する事ができ、ビッグエアの世界ランキングを7位から一気に3位まであげる事ができました。この結果により日本人のトップ4に入る事ができ、24-25シーズンのナショナルチームAランク入りに大きく前進する事ができました!

この後、オーストリアで開催される大会にも出場予定でしたが、天候が悪く中止となった為にこのヨーロッパカッププレミアが23-24シーズンの最終戦となりました。

結果、ビッグエア世界ランク3位、スロープスタイル世界ランク13位という成績を残す事ができ、昨シーズンのビックエア46位、スロープスタイル31位から大幅アップする事に成功し、来シーズンのオリンピック代表選考対象に残る事が出来ました。

来シーズンに向けてこれからオフトレーニングが始まりますが、引き続き応援していただけると嬉しいです。